とりあえずベルギー事情から見てみよう。
ベルギーの国土は、言語により、3つの言語共同体に分かれており、それぞれに地方公用語がある。
* 北部のフランデレン地域は、フラマン語共同体に属し、オランダ語の一種のフラマン語が公用語である。ただし、自然言語としてはフラマン語とオランダ語はほとんど違いがなく、オランダの言語がオランダ語、ベルギーの言語がフラマン語と呼ばれているにすぎない。また、フローネン、ネーメン、コミーヌなどはフランス語地域である。
* 南部のワロン地域は、大部分がフランス語共同体に属し、フランス語が公用語である。ベルギーのフランス語は発音・語彙に若干の特徴があるが、フランスの標準フランス語とほとんど同じである。ただし、標準フランス語のほかに、ワロン語と、フランス語のいくつかの方言も広く話されている。フランス語の諸方言は主にフランス国境地域で話されている。また、南東部のルクセンブルク国境地域では、ルクセンブルク語が話されている。
* ワロン地域の北東ごく一部のドイツ国境地域(オイペン、ザンクト・フィート付近)は、ドイツ語共同体に属し、ドイツ語が公用語である。
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